LA LA LAND

すごく久しぶりのブログ。

人生のらりくらりと生きて、仕事辞めて彼氏と別れて仕事始めて、という今日この頃です。

 

いま公開中のLA LA LAND、私にはとてもハマったのでLA LA LANDについて書いてみようと思います。

ネタバレ含む。

 

LA LA LANDは恋愛映画でミュージカル映画、その色彩で観る前から絶対に好きだと思ってとても楽しみにしていて、観てみて、あー、やっぱり好きでした。

ミュージカル映画といいつつもあまりミュージカル要素は少ないから、本当にミュージカル映画が好きな人は期待外れ感は否めないと思う。

 

どこがそんなにハマったの?というと、過去の恋愛と当てはめて共感した、というところが一番だと思うのだけど、私が大切に大切にしている思い出が、見事に映画として凝縮された、 そんな作品でした。

たぶんその辺にある大堂のラブストーリーなんだけれども。

恋というものは素晴らしいものだと改めて思わせてくれた。

 

ああ恋の始まりって、こうやって、相手に夢中になって、なにをしていても楽しくて、これこそが恋だよな、と。

恋のワクワクを素直に描いていた。

映画に出てきたグリフィス天文台に行くのも、こそこそ遊ぶのも。こういうことしたら恋に落ちるのよ、そうよって思った。

2人だけで共有できるスリルは恋になる。

 

セバスチャンの「きみは不遇の俺を愛したんだ」みたいな台詞があったけれど、冷静に見たらミアもセバスチャンも同じような花咲かない夢見人だけれど、好きが故に相手をものすごく上に見てしまったり。

影響しあって尊敬し合うカップルの陥りがちな被害妄想。

当時の彼は私にそう思っていたし。

私はそう思ってるのかなって気まずかった。セバスチャンが夢を変えてバンドを始めた時も、本当の夢から目を逸らして、弱虫。そういうところが彼にもあった。

 

ミアは紆余曲折あって夢を掴む、愛してるよと言い合う2人。はあ〜〜〜

これからどうなるかわからないけれど、たぶん一生大切な人だよって。

 

結局ミアは他の人と結婚して子供ができて。

あの回想シーンはきっと2人のもう一つの夢だったんだろうな。

リアルな描写から、会ってない間の曖昧な抽象的なシーン、そしてはっきりとした家族像。

セバスチャンはずっと引き出しからミアの思い出を出してはしまって、そうやって生きてきたんだと思う。

たぶんミアはいい思い出として、棚の奥の方にずっとしまってた。

 

旦那さんとセブスに入るときは腕を組んで、音楽を聴くときも浸って。

回想シーンの中の、セバスチャンと入るときは手をつないでずっとイチャイチャして。

差に私はグッときました。

 

私はずっと引きずってる彼が結婚して、最近子供ができて。

わたしはセバスチャンのようにずっと引き出しからたまに出してはその思い出を味わっているんだけど、彼はミアのように棚の奥の方に大事にしまってくれてたらいいなあとか。

そんなことを思いました。

LA LA LANDは、自分のあの大切な恋の理想の形で、私のあの恋も、美しいものでありたいなと思うのです。

 

でも私は、もう一度運命の恋をしたい!